秋葉原殺傷、加藤死刑囚の刑執行

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共同通信
無差別殺傷事件の現場となった東京・秋葉原の交差点に供えられた花=6月8日

 東京・秋葉原で2008年6月、7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件で殺人などの罪に問われ、死刑が確定した元派遣社員加藤智大死刑囚(39)の刑が26日午前に執行されたことが関係者への取材で分かった。執行は昨年12月以来で、古川禎久法相が命令した。岸田政権で2回目。

 確定判決によると、08年6月8日、歩行者天国にトラックで突っ込み、3人を殺害し2人にけがをさせた。さらにダガーナイフで刺して4人を殺害、8人に重軽傷を負わせた。

 11年3月の一審東京地裁判決は死刑を言い渡した。二審東京高裁も支持。最高裁は15年2月に上告を棄却し死刑が確定した。

加藤智大死刑囚