鉄人レース、酷暑のNY市で開催 陸上競技の距離を短縮

 

 

鉄人レース、酷暑のNY市で開催

陸上競技の距離を短縮

 

21日に投稿されたコースの短縮を知らせるツイート(Photo: NYCトライアスロンの公式ツイッター(@NYCTRIATHLON)よりスクリーンショット)

 

 記録的な酷暑が続くニューヨーク市内で24日、第20回「トライアスロン大会」が開催され、約1600人が参加した。同日、ゴッサミストが報じた。

 この日も高温注意報が出たため、長距離走を6.2マイルから2.5マイルに短縮。25マイルの自転車ロードレースの距離も半分にした。ハドソンリバーの遠泳、0.93マイルは変更しなかった。主催者は「競技参加者、ボランティア、医療スタッフ、観客の安全と健康を最優先にした」とフェイスブックで説明した。ただ、フロリダ州南部で訓練したという参加者は「過酷な気候条件も競技の一部。真のトライアスリートを侮辱している」と投稿した。FDNYによると、当日は5人が手当を受け、そのうち1人が入院した。熱中症によるものかどうかは不明だ。今年の大会では、男子部門でブラジル出身のダニロ・ピメンテル選手が、女子部門ではニューヨーク州ロチェスター市から参加したエイミー・サイマーマン選手が優勝した。

 今年5月、ブルックリン区で行われたハーフマラソン大会に参加した30歳の男性が死亡。この日も気温が高く、大会を中止すべきだったという声が上がった。25日に予定されていたマサチューセッツ州ボストン市のトライアスロン大会は熱波を理由に来月に延期されている。

 


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