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10年ぶり、米国でポリオ患者確認
ロックランド郡の男性、ワクチン未接種
ニューヨーク州保健局とロックランド郡保健局は21日、ロックランド郡の住民がポリオ(急性灰白髄炎)に感染した、と発表した。米国でポリオ患者が確認されるのは、約10年ぶり。ニューヨーク・タイムズが報じた。
患者は約1カ月前、脱力感や麻痺といった症状を発症。18日に、保健局に報告された。感染力は、すでに消失している。両局は、経口ポリオワクチン接種者が感染源と確認。米国では2000年以降、ポリオワクチンの接種方法が経口から皮下注射に切り替わったため、現在も経口ワクチンが使用されている国で接種した可能性がある。
ポリオは、3回の予防接種を完了すれば、ほぼ100パーセントの予防効果があるため、今回のケースは、予防接種完了者へのリスクは非常に低い。ニューヨーク州のデータによると、ロックランド郡の2歳児のポリオワクチンの3回接種率は60%で、ニューヨーク市を除く他の地域の80%よりかなり低い割合。患者は、ロックランド郡の正統派ユダヤ人コミュニティに住む男性で、ワクチン未接種だった。超正統派ユダヤ教徒のワクチン接種率は、一般に比べ低い傾向にあるとされる。
米国で最後にポリオ患者が確認されたのは13年で、海外で感染した患者により持ち込まれた。米国疾病対策予防センター(CDC)によると、1979年以来、米国発の症例はないという。
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