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共同通信
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東京五輪・パラ組織委員会の高橋治之元理事の会社が、大会スポンサーに選定された紳士服大手AOKIホールディングス側から計約4500万円を受領し、東京地検特捜部が強制捜査に乗り出した事件で、高橋氏がAOKIにスポンサーになるよう依頼したとみられることが26日、関係者への取材で分かった。
高橋氏は広告大手電通の元専務。電通がスポンサーの募集業務を担い、組織委はスポンサー選定を審査。特捜部は受託収賄容疑で高橋氏の自宅などを家宅捜索し、関係先として電通も捜索。高橋氏がAOKI側から五輪事業参入の請託を受け、資金提供の見返りに電通側に働きかけたかどうか捜査している。