NY市周辺の空港、「悪夢」の大混乱
欠航・遅延相次ぐ
ニューヨーク市周辺の3つの空港で25日、国際便を含む540便が欠航、1752便が遅延となり大混乱が起きている。26日、ゴッサミストが報じた。
カリフォルニア州ロサンゼルスからメイン州に帰る途中、乗継便を逃したメレディス・マッケンジーさんはジョン・F・ケネディー空港で24時間を過ごした。その間、悪天候と人員手配の不手際で2便が欠航。「意識がもうろうとしている。ホテル利用券はもらえず、悪夢だ」とツイートする。「疲れているし、臭うし、シャワーを浴びて、服を着替えたい」と言うサラ・ジアナッタシオさん(34)も夫と11歳の息子と空港のベンチで一夜を明かした。航空会社は説明もなく25日夜の便をキャンセル。空の便を諦めて26日の朝、メリーランド州ボルティモアまでレンタカーで帰ることにしたが、預けた荷物を取り戻せずにいる。夏の旅行計画を立てている人に向けては「スケジュールにバッファを持たせる」「過労気味の地上職員に当たり散らさない」とアドバイスを述べた。
26日も状況は好転せず、100便が欠航、240便が遅延の予定。ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)の広報官は旅行客の増加、悪天候、人手不足を理由に挙げ、「航空会社や連邦航空局(FAA)と連携し、スムーズな運行を確保して、利用客の便宜を図りたい」とコメントしている。
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