ランドマークの「ボートハウス」閉店へ
セントラルパーク、再開難航か
セントラルパークのランドマーク、湖畔レストランの「ローブ・ボートハウス」が10月16日に閉店する。後継者探しが難航、再開まで長い月日がかかるとみられる。閉鎖が長引けば、公園にとっても、パンデミック後のニューヨーク市にとっても悲劇となりそうだ。ニューヨークポストが22日、報じた。
経営者でロングアイランド出身のディーン・J・ポール氏は21日、インフレによる食料価格の高騰と、人件費の高騰を理由に、2000年より運営してきた同店から手を引くことを発表した。163人の従業員は、職を失うことになる。ポール氏は、13年にタイムズスクエアの老舗ステーキ店「ギャラガーズ・ステーキハウス」を閉店の危機から救ったことで知られる。
市公園管理局は、閉鎖の発表を受け「できるだけ早く、将来の運営者を決定するつもりだ」と発表。しかし、セントラルパークのもうひとつのランドマーク的レストラン「タバーン・オン・ザ・グリーン」が閉鎖した際、再開するまでに5年を要したことなどを踏まえると「ボートハウス」の新たな経営者探しも困難になりそうだ。ポール氏は2010年にタバーンを再開する約束をしていたが、組合が従業員の数を減らす計画を阻止したため、計画は立ち消えとなった。
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