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共同通信
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金融商品取引法違反罪などに問われた日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告の逃亡を巡る記事で名誉を傷つけられたとして、弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士らが読売新聞の東京本社と大阪本社に慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は27日、訴えを退けた一審東京地裁判決を支持し、弘中氏側の控訴を棄却した。
小出邦夫裁判長は記事の主要な部分は「真実と認められる」と判断し、違法性を否定した。読売新聞は2020年1月31日付朝刊で弘中氏が「逃亡の謀議を黙認していたと疑われても仕方がない」との検察幹部の発言を掲載した。