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共同通信
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東京電力福島第1原発事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴され、一審で無罪となった東電の勝俣恒久元会長(82)、武黒一郎元副社長(76)、武藤栄元副社長(72)の旧経営陣3人の控訴審に関し、被害者参加代理人が28日、判決期日を来年1月に指定して結審した公判の再開を求める上申書を東京高裁に提出した。
今月13日に東京地裁が株主代表訴訟で勝俣氏ら3人と清水正孝元社長(78)の計4人に総額13兆3210億円を東電へ支払うよう命じた判決を受けた対応。強制起訴の公判でも津波の予見可能性などで争点が共通、上申書では株主代表訴訟の判決文を証拠採用するよう求めている。