桜島警戒レベル3に引き下げ

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共同通信
鹿児島県垂水市から望む、噴煙を上げる桜島=27日午後5時15分

 気象庁は27日、鹿児島県・桜島の噴火警戒レベルを、最大の5「避難」から3「入山規制」に引き下げたと発表した。24日の爆発的噴火以降、山体膨張はおおむね停滞しており、規模の大きな噴火が発生する兆候は認められないという。

 爆発的噴火は24日午後8時5分ごろに発生。大きな噴石が火口から東方向へ約2.5キロまで飛散した。気象庁は桜島では初となるレベル5を適用。火口周辺約3キロの居住地域に厳重警戒を求めた。

 桜島の判定基準では、大きな噴石が2.4キロを超えるような噴火が3日程度発生せず、火山活動にさらなる高まりがないと判断されれば、5から3に引き下げるとしている。