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共同通信
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【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが27日発表した2022年4~6月期決算は、純損益が1億6千万ドル(約218億円)の黒字となった。黒字の確保は4四半期ぶり。中型機787の品質問題が響いたものの、新型コロナウイルス禍で急減した旅客需要の回復が続いたことが奏功した。黒字は前年同期と比べ72%減だった。
売上高は2%減の166億8100万ドル。民間機納入数は121機と、前年同期と比べて53%増えた。主力小型機737MAXがけん引した。2度の墜落事故が起きたが、安全性への懸念が和らいだ。20年以降にトラブルが頻発した787は納入がゼロとなった。