Published by
共同通信
共同通信
パナソニックホールディングス(HD)が28日発表した2022年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比36.0%減の489億円だった。中国・上海のロックダウン(都市封鎖)などによる部品不足や原材料高騰が響いた。
米電気自動車大手テスラ向けの電池の販売が伸び、売上高は10.1%増の1兆9738億円。本業のもうけを示す営業損益ベースでは家電事業が減益、自動車部品や法人向けITサービスの事業は赤字だった。原料高に伴い、一部の製品価格を値上げしたが補いきれなかった。
23年3月期の業績予想は売上高が前期比6.9%増、純利益は1.8%増との従来予想を据え置いた。