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共同通信
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【ワシントン、北京共同】バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は28日の電話会談で、初の対面会談に向け調整を進めることで合意した。米政府高官が明らかにした。中国が軍事圧力を強める台湾や南シナ海、新疆ウイグル自治区の人権問題などを巡り米中の対立が先鋭化する中、不測の事態を起こさないよう首脳レベルで一層の意思疎通を図る。
両首脳は昨年1月のバイデン政権発足後、直接対話に5回臨んだが、いずれも電話やオンラインだった。今年11月にインドネシア・バリ島で開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)など国際会議の場が対面会談の機会となる可能性がある。