クオモ前知事の元側近、車にひかれ死亡
「リフト」車両から追い出される
クオモ・ニューヨーク州前知事の元特別顧問、シドニー・ウルフさん(43)が24日未明、配車アプリ「リフト」の運転手と口論となり、デラウェア州の沿岸幹線道路の真ん中で追い出された後、車にひかれ死亡した。リフトは、この運転手を永久追放した。CNNが27日、報じた。
同日午前1時45分ごろ、ウルフさんと他5人は、デューイビーチからベサニービーチに行くためにリフトを呼んだ。走行中、乗客と口論となった運転手は、沿岸幹線道路の南行き左車線の真ん中で車を止め、6人全員に車から降りるよう要求。車外に出たウルフさんは、南に向かって走行していたトヨタ・カローラにひかれ死亡した。
カローラの運転手(27)は、停止していた車両を避けようと車線変更を試みたが、右後部席から出て車道に立っていたウルフさんに気付かなかったという。カローラは衝突後、すぐに南行きの路肩に停車したが、リフトの運転手は事故直後、南へ逃走した。他の5人にけがはなかった。警察はリフトの運転手を特定し、捜査を進めている。運転手は、現時点で起訴されておらず、捜査に協力的だという。
クオモ氏はツイッターで、ウルフさんの家族に哀悼の意を表明。ウルフさんには、妻と2人の娘がおり、遺族のためにゴー・ファンド・ミーのページが立ち上げられた。
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