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NYの洪水リスク、60年後に倍以上
47万人に影響、高層アパートも被害可能性

気候変動の影響による地球温暖化で海面が上昇し、ハリケーンが巻き起こす高潮による洪水のリスクが年々、ニューヨーク市で高まっている。NPR(28日付)は、国立ハリケーンセンターの分析に基づき、市内5区で洪水の脅威に直接さらされるのは、2020年の約21万人から、60年後の80年には約47万人と倍以上になる膨れ上がる可能性があると伝えている。
ブルックリン区グリーンポイントやウィリアムズバーグは近年、開発が進み、人口が急増。その多くは、イーストリバー沿いの高層アパートで暮らしており、物件価格が上昇している高級住宅地だ。こうしたエリアは向こう30年間で、高潮による洪水リスクが現在の10倍以上に跳ね上がると予測されている。
ニューヨーク市内に大きな被害をもたらした12年のハリケーン、サンディ。市住宅局が管理する35のアパートが浸水、約200万人が停電に見舞われ、43人が死亡、被害総額は190億ドルと推定される。将来的に同規模のハリケーンが襲来すると、さらに深刻な被害が懸念されている。主に低所得者が暮らすアパートは浸水し、80年までに50を超える建物が危険にさらされるという。
識者からは「手頃な価格の住宅に住む人々は、より洪水の危険にさらされる」、「今すぐ人々を高台に移動させるのが必要だ」との声が上がっている。
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