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共同通信
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【カイロ共同】イラクの首都バグダッドで30日、イスラム教シーア派指導者サドル師の支持者を中心とするデモ隊が国会の敷地に乱入した。国営通信が伝えた。治安部隊はデモ隊に催涙ガスを使用、保健当局は双方で少なくとも125人が負傷したと発表した。デモ隊は27日にも国会を一時占拠していた。
イラクでは昨年10月の国会総選挙後、政党間の争いが続き、政治の行き詰まりが深刻化。デモ隊は、総選挙で第1党となったサドル師派と対立する別のシーア派政治勢力が首相候補を擁立したことに抗議し、国会のある旧米軍管理区域に突入した。