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共同通信
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【ローマ共同】ローマ教皇フランシスコは30日までに、自らの存命中の退位について「通常の選択肢だ」と述べ、健康状態の悪化などで職務が十分にできなくなった場合は辞任する意向を示した。教皇は右膝の痛みを抱えており、これまで積極的に行ってきた外遊を今後は減らすとも述べた。訪問先のカナダからローマに戻る機中の記者会見で質問に答えた。
バチカン公式メディアによると、教皇は今すぐに退位するつもりはないとした上で「だからといって明後日、(退位について)考え始めないという意味ではない」と強調。「教皇を代えることは可能だ」と指摘した。