日航社員ら「慰霊の園」清掃

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共同通信

 乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から37年になるのを前に、日航とグループ会社の社員が30日、墜落現場となった群馬県上野村の追悼施設「慰霊の園」を清掃した。

 8月12日の追悼慰霊式に備え、2011年から毎年実施している。有志で参加した約60人は汗をかきながら高圧洗浄機やたわしを使って慰霊塔の汚れを落とし、身元不明の遺骨が納められた納骨堂を丁寧に磨いた。

 機体の整備を担うグループ会社、JALエンジニアリングの田村亮社長(56)は「犠牲者一人一人の名前が刻まれた碑を見ながら清掃することに意味がある」と話した。