Published by
共同通信
共同通信
2021年3月、名古屋出入国在留管理局(名古屋市)の施設に収容中だったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、遺族の代理人弁護士は1日、殺人の疑いで告訴された当時の局長らを不起訴とした名古屋地検の処分を不服として、8日に検察審査会に審査を申し立てると明らかにした。
地検は6月17日、司法解剖結果などを精査したが死因は特定できず、入管の対応と死亡との因果関係が認められなかったなどとして局長らを不起訴とした。遺族側にも、入管が適切な医療や食事の提供を怠ったとは認められないと説明した。