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共同通信
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【ニューヨーク共同】核拡散防止条約(NPT)再検討会議は1日午前(日本時間同日深夜)、7年ぶりに米ニューヨークで開幕した。岸田文雄首相は初めて日本の首相として出席し、演説した。「核兵器のない世界」の実現へ、核兵器不使用の継続など5本柱の行動計画を提唱。「長崎を最後の被爆地に」と呼びかける。世界の若者に被爆地への訪問を促すため、国連基金の創設を表明。ウクライナに侵攻したロシアによる核の威嚇を批判する。
発効から52年を経たNPT体制は、核軍縮停滞やウクライナ情勢を背景に弱体化が指摘されており、会議成功はおぼつかない情勢だ。