核抑止を悪用とロシア糾弾

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共同通信

 【ニューヨーク共同】ブリンケン米国務長官は1日、ニューヨークで開幕した核拡散防止条約(NPT)再検討会議で演説し、ウクライナ侵攻に伴い核兵器使用の威嚇を繰り返しているロシアは核抑止力を悪用していると糾弾した。「脅しに基づく核抑止は地球上のどこであっても受け入れられない」と語り、対決姿勢を鮮明にした。

 またウクライナ侵攻は、国家の自衛のため核保有を決意させかねない「最悪のメッセージだ」と非難。核拡散を招く恐れがあり、NPT体制が試練を迎えているとの危機感を表明した。

 会議で意見表明したのは30超の国やグループで、うち対ロシア非難は十数カ国から噴出した。