食品値上げ、さらに1万品超

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共同通信

 原材料費や物流コストの上昇を受け、8月以降の年内に1万474品目に上る食品や飲料品が値上げ予定であることが1日、帝国データバンクの調べで分かった。7月末までに値上げされた製品と合わせると1万8532品目、値上げ率は平均14%になる。輸入品価格を押し上げる円安ドル高の進行もあり、家計の負担増が長期化する。

 株式を上場する主要飲食料品メーカー105社の7月末時点の動向をまとめた。帝国データバンクの担当者は「価格改定への抵抗感が低下し、ちゅうちょなく機動的に値上げを行う企業も出てきている」と分析。年内に値上げされる飲食料品は最終的に2万品目を超えるとみている。