Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】岸田文雄首相は1日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議での演説を終え、来年5月に広島で開く「先進7カ国首脳会議(G7サミット)につなげるため、今回のNPT会議でぜひ具体的な成果を出すためにしっかり努力していきたい」と記者団に述べた。「核兵器のない世界」実現を目指し、最終文書採択への意欲を示した形だ。唯一の戦争被爆国として、核保有国と非保有国の対立を緩和し、妥協点を見いだせるかどうかが焦点となる。
首相は、今回NPT会議での文書採択に向け、被爆2世で核軍縮・不拡散問題担当の寺田稔首相補佐官を各国との交渉に当たらせる。