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ホームスクール、コロナ前の2倍
学校教育に満足できない保護者の選択

ニューヨーク市内で、子供を家庭で勉強させる「ホームスクール」が増えている。調査では1万2900人がホームスクールを選択しており、コロナ前の2倍になっている。7月31日、ニューヨーク・ポストが報じた。
「子供たちの生活に関与し続けたい」と語るのはブルックリン区在住のジュリー・クビアトコフスキーさん。9歳の双子の娘を持つシングルマザーだ。コロナ下で始まったリモート学習に満足できず、「家が学校。私が校長兼教師」と宣言したという。対面授業が再開しても、娘たちは少なくとも小学校過程を家で終了すると決めている。
コロナを機会に教育課程や教育方針を「よく知った」保護者が学校教育に満足できず、ホームスクールを選ぶ「傾向」が全米に広がっていると専門家は指摘する。
市はホームスクールに関し、厳しいルールを設けている。通常7月に教育局にホームスクール選択を通知。何をどのように教えるかの計画を提出し、4半期毎に進捗状況を報告しなければならない。それでも、前学期に約3900人がホームスクールに切り替えた。支援団体「ホームスクール・リーガル・ディフェンス・アソシエーション」のカウンセラー、トーマス・シュミットさんは「必要に迫られてホームスクールを選んでいるのではない。子供にとってベストな選択だからだ」と話している。

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