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共同通信
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【ニューヨーク共同】米中西部カンザス州で2日、人工妊娠中絶の権利を認めた州憲法の規定を削除するかどうかを問う住民投票が行われた。連邦最高裁が6月、人工妊娠中絶の権利を認める判決を覆してから、州単位の住民投票は初めて。米メディアが伝えた。
投票では、中絶に反対する保守派と賛成の市民団体などが大々的なキャンペーンを展開。今秋の中間選挙をにらみ、中絶をめぐる米国民の意識を探る試金石ともなった。
カンザス州ではこれまで妊娠22週までの中絶が認められ、中絶により厳しい近隣州テキサスなどからの中絶手術受け入れ先となっていた。