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ダンボの観光化に地元住民が辟易
道路の閉鎖、途切れぬ観光客

ブルックリン区ダンボの住民が、高級住宅地である同地区の観光化に不満を募らせている。7月30日、ニューヨークポストが報じた。
住民らによると2005年に設立された非営利団体「ダンボ・ローカル・ビジネス・インプルーブメント・ディストリクト(BID)」が10年近く、地元住民の意見も聞かずに、イベントのために道路を閉鎖し、日帰りの観光客で混雑する環境を作り出し、地域を傷つけてきたという。
「ダンボBIDの行き過ぎた行為と、継続的な住民軽視を受け入れることはできない」と記された嘆願書には、約150人の住民が署名した。最大の被害を受けている場所は、ダンボを出入りする大動脈として機能するワシントン・ストリートだ。同ストリートは、市交通局の「オープン・ストリート・イニシアチブ」と提携して、毎日10時間、フロント・ストリートとウォーター・ストリートの間を閉鎖し、観光客が途切れることのないようにスペースを確保している。
この通りは、マンハッタンブリッジを背景に記念写真を撮る観光客でごった返すため、「セルフィー通り」というニックネームがついた。道路の閉鎖により、駐車場が極端に不足し、消防車や配送車が狭い脇道を通らざるを得なくなり、時には事故につながる。「ディズニーランドに住むために契約したわけではない」と訴える住民もいる。
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