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共同通信
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海上保安庁は3日、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で昨年8月に形成された新島について、昨年12月の観測を最後に陸地が確認できなくなったと発表した。波に浸食されて陸地が縮小し、海没したとみられる。海が浅くなっている部分があり、海保は付近を航行する船舶に注意を呼びかけている。
海保によると、昨年8月13日に噴煙が上がり、同15日の航空機からの観測で直径約1キロの馬てい型の新島が確認された。その後徐々に縮小し、12月27日には陸地が波で見え隠れする状態になっていた。今年3~6月の観測では、いずれも陸地を確認できなかった。