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共同通信
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【キーウ共同】ロシアの侵攻が続くウクライナでは東部ドネツク州で2日までに、ウクライナ政府の避難命令に基づき列車などによる住民の退去が始まった。同州の約60%を支配する親ロ派はロシア編入の前提となる住民投票阻止が狙いだと主張し反発、あくまで投票を強行する構えだ。
同州のキリレンコ知事はロシアの侵攻後、同州のウクライナ側地域からこれまでに住民の3分の2が退避したが、約25万人が残っていると明らかにした。ガスなどのインフラが破壊し尽くされていることを踏まえ「寒さが訪れれば人々の行動が変わると思う」と述べ、引き続き避難を呼びかける考えを示した。