NYPD、ヘイトクライム容疑の男逮捕
アジア系女性をカッターナイフで襲う
NYPDは3日、タイムズクスエアでアジア系女性(59)をカッターナイフで襲って負傷させたとして、アンソニー・エバンス容疑者(30)を逮捕した。 同日、ニューヨーク・ポストが報じた。
7月31日朝8時45分頃、この女性が7番街と西42丁目の角付近を歩いていたところ、後ろから付けてきた男がカッターナイフで切りつけた。女性は右手に切り傷を負った。防犯カメラがその模様を捉えており、NYPDは1日夜、エバンス容疑者の写真を公開。逮捕に至った。ヘイトクライムとして暴行および武器不法所持の疑いがかけられている。同容疑者は過去に盗難、武器不法所持、無賃乗車などで30回以上の逮捕歴がある。負傷した女性の娘(23)は「母はトラウマを受けたが、容疑者が逮捕されて安堵している。このような凶行が二度と繰り返されないよう願う」と話している。
アジア系住民を標的にした暴力行為は相次いでいる。先月もクイーンズ区ロングアイランドシティーで男がアジア系男性(27)に頭突きをくらわせ、人種差別的な暴言を浴びせた。同じ頃、マンハッタン区で男がアジア系女性に「米国から出ていけ」と叫んで蹴りつけた。アジア系米国人連盟のヨー会長は「アジア系住民は安全だと感じていない。安心して暮らせるよう対策を講じてほしい」とコメントしている。
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