商品棚のほとんどを施錠 ドラッグストアが万引き防止策

 

 

商品棚のほとんどを施錠

ドラッグストアが万引き防止策

 

施錠され陳列してある歯磨き粉(Photo: 2日、マンハッタン区ミッドタウンで撮影/本紙)

 

 オンラインでの転売を目的とした万引きの増加を受け、商品棚に鍵をかけるドラッグストアが全米で増えている。CNNが2日、報じた。

 消臭剤に歯磨き粉、キャンディー、食器用洗剤、石鹸、アルミホイルなど、ドラッグストアの棚に並ぶ商品のほとんどに鍵がかかっている。アマゾンなどのオンライン市場で簡単に素早く転売できる商品が盗まれる傾向にあるといい、最もよく盗まれるのは、タバコ、健康・美容用品、市販薬、避妊具、酒類、歯のホワイトニング剤など。ドラッグストアには、万引きされやすい商品の割合が高いため、他の小売業態に比べ、鍵のかかった商品が多い。しかし、商品棚の施錠は客をいらだたせ、15から25%の売り上げ減少を招くという。

 企業は、従業員の安全確保を目的に店員が万引き犯を呼び止めることを禁じているため、万引き防止は容易ではない。商品にセキュリティタグを付け、お金を払わずに立ち去ろうとするとアラームが鳴る装置があるが、アラームは店内の雑音にかき消されることが多く、以前ほど効果はない。一度に一つの商品しか手に取れないような棚を設置するなどの工夫もされている。また小売業者は、第三者による販売に対し、州発行のIDを確認することをオンライン市場に義務付けるという超党派の法案を支持している。

 


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