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共同通信
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広島原爆の日を前にした5日、広島市の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」前で慰霊祭が営まれた。主催する在日本大韓民国民団(民団)広島県地方本部は、朝鮮半島から徴用などで日本に渡った人やその家族、2万人以上が犠牲になったと推計している。
慰霊祭は今年で53回目。この1年間で亡くなった被爆者16人を加えた計2802人の死没者名簿を奉納。約130人が参列し、献花した。民団中央本部の呂健二団長は追悼あいさつで「ロシアは多くのウクライナ国民の命を奪い、核兵器使用をちらつかせている」と批判し「悲劇を繰り返してはいけない」と述べた。