クイーンズ区で週1回生ゴミ回収
全米最大のプログラム、10月開始
ニューヨーク市のアダムズ市長は8日、10月3日からコンポスト(堆肥)用生ゴミをクイーンズ区で週1回、回収すると発表した。同日、amニューヨークが報じた。
回収するのは食べ残しなどの生ゴミ他、落ち葉などの庭のゴミやナプキンなどの飲食用紙製品。住民はこうしたゴミを市の茶色い容器や蓋のついた容器に入れて歩道脇に置いておく。こうした容器にはコンポストであることを表示するステッカーを貼る。容器やステッカーは市から入手できる。「申し込み手続き不要。簡単で効果的なプログラムを導入する」とアダムズ氏。クイーンズ区には240万人が住むことから、全米最大のコンポスト・プログラムになると豪語した。西のアパート群から東の邸宅街まで、住まいや住民の多様性を鑑みて、同区が選ばれたという。
市内で毎日捨てられるゴミは2400万ポンド。そのうち生ゴミは800万ポンドと言われている。コンポスト化により温室効果ガスを削減でき、堆肥は公園などで活用することができる。デブラシオ前政権下でコンポストの一部自主回収を開始したもののコロナ蔓延で規模を縮小。実効が上がっていなかった。
今回のプログラムは12月末から3月までは休止となる。市関係者によるとこの期間は庭のゴミが少ないからだという。詳しくは市のホームページ(https://www1.nyc.gov/assets/dsny/site/services/food-scraps-and-yard-waste-page/queens-composting)まで。
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