樹木荒らす害虫、NY市周辺に再出没 斑点ランタンフライ「叩き潰して」 

 

 

樹木荒らす害虫、NY市周辺に再出没

斑点ランタンフライ「叩き潰して」 

 

3日、マンハッタン区ミッドタウンで撮影(本紙)

 

 生態学者たちが「見つけ次第、叩き潰すように」と呼びかけている侵略的外来種の害虫「斑点ランタンフライ」が、再びニューヨーク市周辺で目撃されている。ニューヨーク・タイムズが7日、報じた。

 ランタンフライは、ブドウやリンゴなどの農作物を荒らし、樹木を傷つける。市では、2020年に初めて確認され、専門家は、見つけたらすぐに駆除するよう要求。最近になって、マンハッタン区・ルーズベルト島のビル9階やミッドタウンのカフェをはじめ、近代美術館の彫刻の庭、ノマドタワー、セントラルパーク、ブルックリン区プロスペクトパーク、クイーンズ区のロッカウェイビーチなど、市内全5区で目撃されている。

 アジア原産のランタンフライは11年、輸入された石材に混じって米国に上陸したと考えられている。以来、ペンシルバニア州やニュージャージー州など12州のほか、ニューヨーク州では、ロングアイランドやハドソンバレー、西部などでも確認されていた。
 市、州の機関は、ランタンフライの見分け方(幼虫はダニに似ているが、成虫は斑点がある灰色の蛾に似ており、羽の裏が赤いことが多い)、感染を防ぐ方法(旅行前に車やアウトドアグッズをチェック)、記録と報告の方法、環境に安全な罠の購入や製作方法などをhttps://www.dec.ny.gov/animals/113303.htmlで紹介している。

 


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