夏の腰痛肩こりに!オウチで簡単ストレッチ
8月に入りました!アメリカの夏は外は暑いですが、屋内は『ここは北極かっ!』とツッコミたくなるほど、冷房でキンキンに冷えていることが多いですよね。
なので、冷房が効いたオフィスで働いている人や、冷房が効いた車を運転する時間が長い人は、夏は冬以上に体がこわ張って、腰痛や肩こり、冷え、むくみがひどくなる人がとても多いです。
私たちって、腰が痛かったり、肩こりがひどいと、つい腰をトントン、肩をトントンと叩きがちです。でも実は、もっと別の場所が腰痛や肩こりの原因だった!という人が少なくありません。そこはどこかと言うと、、、。
『お尻と股関節の硬さ』
ここ数年のコロナ禍以降続く運動不足や、イスに座る姿勢が長時間続いたことと、夏の冷房により体の冷えて血流が悪くなることで、お尻と股関節周りの筋肉がいつにも増して硬くなっています。
それを放っておくと、硬くなったお尻や股関節周りの筋肉が腰や背中の筋肉を下方向へと引っ張るため、背中全体の筋肉がこわばり、腰痛や肩こりの原因の一つになるのです。
座っている時間が長くなると背中も丸くなるので、お腹の筋力が使われず腹筋が弱くなってしまうため、さらに姿勢は崩れ、お腹周りに脂肪がついてくるという悲しいオマケ付きです。ですから、腰痛、肩こりの時は、腰や肩をトントン叩くより、お尻と股関節をしっかりほぐしてあげる方が、体が楽になるし、コロナ太りを予防改善します。また、お尻と股関節をほぐすと、下半身のむくみや冷えが改善されるので腰痛改善だけでなく足痩せにも効果がありますよ。これはやらない手はないですね!
やり方はとっても簡単です。
<股関節ほぐし>
- 仰向けに寝転がります
- 左足は立て膝をつき、右ひざを曲げて胸の方へ引き寄せます。
- 右ひざを円を描くようにゆっくり10回、回して股関節をほぐします。
- 足をチェンジして左の股関節もほぐします。
<お尻ストレッチ>
- 左足を立てヒザついて、右足の膝を外へ開きふくらはぎの外側を左足のモモの上に置きます。
- その体勢で右ヒザをパタンと右の床に着くところまで倒します。
- 視線は左の手を眺めて、肩の力は抜きましょう。
- 左側の腰回り、お尻の外側、モモの外側が気持ちよく伸びるのを感じます。
- 足をチェンジして、左ひざを左へ倒し左の床につけて、右手を眺めましょう。
<股関節、お尻ストレッチ>
- 仰向けに寝ます。
- 両足を天井に上げてヒザをまげて左右に開きます。
- 両ひざをしっかりまげて、右手で右足、左手で左足を外側から持ちます。
- 息を吐きながら、曲げた両ひざ頭をワキの下の方へ腕の力で引き寄せます。
- その体勢でゆっくり吸う吐くを繰り返しましょう。
- お尻、股関節、腰、背中がほぐれていくのを感じていきます。
こちらのストレッチは、寝る前にベッドの上でやると体全体の歪みが取れ、自律神経のバランスも整うのでグッスリ眠れるようになります。寝苦しい夏の夜にはピッタリのストレッチです。
ストレッチは、決して無理をせず『気持ちいい~!』と感じる程度で行うことで筋肉がほぐれていきます。動画をご参考に、おウチで寝転がってやてみましょう。
村井ゆきこ
骨盤調整コアヨガトレーナーNY、NJのスタジオ、オンラインで骨盤調整コアヨガクラスを開催中。12年にわたり日米の女性たちに骨盤周り、骨盤底筋にフォーカスしたストレッチ、マッサージなどを取り入れた『体調が良くなり姿勢が美しくなるヨガ』を指導。オンラインクラスには世界各国から参加がある。
骨盤調整コアヨガクラス:https://resast.jp/inquiry/47879