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共同通信
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脳梗塞からの回復を目指してリハビリに励む落語家三遊亭円楽さん(72)が11日、東京・国立演芸場の「8月中席」で高座に復帰した。入院中のエピソードなどをしゃれや毒舌を交えて紹介し、最後は古典落語「猫の皿」を披露。約25分間、満員の観客を楽しませた。
幕が開き、客席から大きな拍手が湧き起こると、手拭いで目頭を押さえた円楽さん。「みっともなくてもいいから、死ぬまでやります」と決意表明した。高座では、長年出演してきた人気演芸番組「笑点」にも触れ「(入院中)看護師さんに『師匠がいないとつまらない』と言われた。世間は分かっている」と話し、笑いを誘った。