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共同通信
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北朝鮮による拉致被害者の市川修一さん=失踪当時(23)=と増元るみ子さん=同(24)=が鹿児島県で消息を絶ってから44年となった12日、失踪現場となった日置市の海岸近くで市川さんの兄健一さん(77)がチラシを配布し、情報提供を呼びかけた。
通行する車に停止してもらい、健一さんは「何か情報があれば連絡をお願いします」とドライバーに依頼した。市川さんと増元さんの等身大のパネルも現場近くに設置し、日置署員ら約50人が参加した。
健一さんは「せめて私が生きているうちに弟に会いたい」と話した。
2人は1978年8月12日、吹上浜に夕日を見に出かけ消息を絶った。