「油に凝固剤入れ加熱」

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共同通信

 10日夜に発生した北九州市・旦過市場の火災で、出火元とみられる店舗の関係者が「使用済みの天ぷら油に凝固剤を入れ、加熱したまま放置していたら炎が上がった」と話していることが13日、捜査関係者への取材で分かった。福岡県警は関係者らから話を聞き、出火に至る詳しい状況を調べる。市消防局は13日、現場を実況見分した。

 市消防局によると、10日午後8時55分ごろ、北九州市小倉北区の旦過市場付近の店舗で「天ぷら油に火が入った」と119番があった。複数の建物に燃え移って延焼し、約22時間後の翌11日午後7時ごろに鎮火した。少なくとも約30店舗が焼けた。けが人はなかった。