ジョブズが愛した「イッセイミヤケ」 黒タートルネック、100着をデザイン

 

 

ジョブズが愛した「イッセイミヤケ」

黒タートルネック、100着をデザイン

 

イッセイミヤケのブラックモックタートルネックを着用するスティーブ・ジョブズ=2008年(Photo: Tom Coates / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Steve_Jobs_talks_about_the_iPhone_(2197013436)_(cropped).jpg)

 

 5日に死去した世界的ファッションデザイナーの三宅一生氏は、アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏のお気に入りだった。ニューヨーク・タイムズ(10日付)は、ジョブズ氏が愛してやまなかった黒のタートルネックが、三宅氏のオリジナルブランド「イッセイミヤケ」だったことを紹介。三宅氏が続々と発表した斬新なデザインにより、世界のファッション界で築き上げた功績を多くの写真と共に伝えている。

 三宅氏とジョブズ氏の出会いは、1980年代のこと。伝記作家のウォルター・アイザックソン氏の著書『スティーブ・ジョブズ』によれば、ジョブズ氏は1981年、三宅氏がソニー社員のために制作したユニフォームのジャケットに魅了され、気に入ったという。ジョブズ氏は、アップルの従業員向けに同様の服を作るよう依頼したが、最初は不評だった。

 その後、二人は友人となり、ジョブズ氏はしばしば三宅氏のもとを訪れ、三宅氏がデザインした黒のタートルネックを自らのユニフォームとして採用した。ジョブズ氏は、三宅氏に、100着ほどの黒タートルネックを作ってもらったと語っている・

 ニューヨークともゆかりが深い三宅氏。メトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館のみならず、ロサンゼルス・カウンティ美術館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館に作品が収蔵されている。

 


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