基地のない静かな空願う

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共同通信
米軍普天間飛行場のヘリコプター墜落事故で焼けたアカギの木の前で開かれた集会=13日午後、沖縄県宜野湾市

 沖縄県宜野湾市の沖縄国際大に、隣接する米軍普天間飛行場のヘリコプターが墜落した事故から18年となった13日、大学が事故を語り継ぎ、飛行場の早期閉鎖を求める集会を開いた。事故で焼けたアカギの木の前に教職員や住民ら約50人が集まり、基地のない静かな空の実現を願った。

 前津栄健学長は「大学や地域社会の平穏を脅かす基地の存続や固定化は認められない」と述べた。騒音の悪化や近年も多発する米軍機の事故に触れ「騒音防止協定は無視され空洞化している」と批判。埼玉県出身の総合文化学部2年永田美桜さん(23)は米軍の騒音や事故は「沖縄だけで解決する問題ではない」と指摘した。