LGBT理解、手引書刷新へ

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共同通信
文部科学省

 文部科学省が、近く改訂する学校教員用の手引書「生徒指導提要」にLGBTなど性的少数者の児童生徒への対応に関する項目を盛り込む議論を進めている。現在は理解度にばらつきが大きく、学校での指導や接し方が原因で傷つく子どももいる。新たな流れに、支援者から「一歩前進」と期待の声が上がる。

 2010年策定の手引書は、子どもの学校や家庭における生活面の注意点や問題行動への指導について説明しているが、性的少数者に関する記述はない。今回は社会的認知度の高まりから、有識者らがまとめた改訂案に「教職員が悩みや不安を抱える児童生徒の良き理解者となるよう努める」などと明記された。