首相、地方臨時交付金の増額指示

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共同通信
「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合で、あいさつする岸田首相=15日午前、首相官邸

 政府は15日、物価高への対応を話し合う「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合を官邸で開いた。岸田文雄首相は物価高騰対策に活用するため、1兆円の地方創生臨時交付金を増額することを指示した。ウクライナ危機の影響で高止まりする輸入小麦については、政府が10月以降に製粉会社に売り渡す価格を現行の水準に据え置くよう求めた。小麦が原料となるパンや麺類などのさらなる値上げを抑え、家計の負担を和らげる。

 首相は「日常の生活に欠かせないパンや麺類の製品価格の高騰は切実だ」と強調し、対策を取らなければ2割程度値上がりする可能性があると述べた。ガソリン補助金は延長を検討する。