Published by
共同通信
共同通信
【キーウ共同】ロシアが占拠するウクライナ南部にある欧州最大のザポロジエ原発への攻撃に関し、同原発の技術職員が匿名で、ロシア軍が敷地内に配備した兵器で砲撃していると証言した。英BBC放送ウクライナ語版が15日までに伝えた。職員は、使用済み核燃料を冷却する電源システムが絶たれる可能性も指摘。東京電力福島第1原発事故に近い状況が起こる懸念に言及した。
証言によると、ロシア軍は、砲撃をロシア側の支配が及んでいないドニエプル川を挟んだ対岸の街、ニコポリからのものと見せかけている。実際には、蒸気発生器などが保管されている原発敷地内に火砲が置かれているという。