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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツ空軍は15日、インド太平洋地域に向けて戦闘機を初めて派遣する。空軍が明らかにした。オーストラリアで合同演習に加わるほか、9月後半に日本を訪れる予定。安全保障面で同地域と連携を深めることが狙いで、緊迫する台湾情勢を巡り中国をけん制する意図もあるとみられる。
ドイツは近年インド太平洋地域への関与を強化しており、2020年にインド太平洋戦略を策定。昨年には海軍フリゲート艦を同地域に約20年ぶりに派遣し、海上自衛隊と共同訓練も実施した。
オーストラリア国防省によると、合同演習は8月19日から約3週間の予定で、日韓米など17カ国が参加する。