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共同通信
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【マニラ共同】太平洋戦争の海外戦地で最多の日本人約51万8千人が死亡した激戦地フィリピンで15日、日本大使館主催の慰霊祭が営まれた。2020、21年は新型コロナウイルス対策のため、ルソン島ラグナ州のカリラヤ日本人戦没者慰霊園での参集を見送り、オンライン開催としたが、3年ぶりに再開した。
大使館などによると、約180人が参列した。マニラ日本人会の高野誠司会長は、戦争でフィリピン人犠牲者は日本人の倍の110万人超に達したと指摘。「フィリピンの人々の許しの心、先人たちのたゆまざる努力で、両国は現在の緊密な関係を築くことができた」と述べ、平和への決意を訴えた。