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共同通信
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【イスタンブール共同】トルコ中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利を1%引き下げ、13%とすることを決めた。インフレ抑制には政策金利の引き上げが必要とされるが、景気浮揚を優先するエルドアン大統領が強く反対していた。通貨リラはドルに対して売られ、一時1ドル=18.1リラ台に急落した。
統計局によると、7月の消費者物価指数は前年同月比で79.60%上昇。トルコのインフレ率は経済協力開発機構(OECD)加盟国内でも突出している。
中銀は昨年9~12月、インフレが加速するにもかかわらず、大統領の圧力を背景に政策金利を段階的に14%まで引き下げた。