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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツの警察当局は19日、パレスチナ自治政府のアッバス議長が16日にショルツ首相とベルリンで記者会見した際「イスラエルはパレスチナにホロコーストを行った」と発言したことについて、憎悪を扇動した疑いで捜査を始めたと明らかにした。ホロコーストはナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺を指す言葉で、第2次大戦終結までに約600万人が殺害されたとされる。
警察が刑事告発を受けたという。地元メディアは、アッバス氏が公式訪問中だったため、外交特権で訴追を免除されるとのドイツ外務省の見方を伝えた。