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共同通信
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性同一性障害特例法に基づき男性から性別変更した女性が、凍結保存していた自身の精子を用いて女性パートナーとの間にもうけた女児2人を認知できるかが争われた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日、うち性別変更前に生まれた長女の認知を認めた。2人とも認知できないとして法律上の親子関係を否定した一審東京家裁判決を変更した。
判決などによると、40代女性は性別適合手術を経て2018年、戸籍上の性別を男性から女性に変更。一方、手術前に凍結保存していた精子を用いて、パートナーの女性が18年に長女、20年に次女を出産した。