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共同通信
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福島大環境放射能研究所(福島市、難波謙二所長)は19日までに、ロシア軍による侵攻で研究活動ができなくなった、ウクライナ国立科学アカデミー原子力研究所のオレナ・ブルドー博士(39)を技術研修名目で受け入れた。7月下旬に来日し、12月中旬まで研修を受ける。
福島市で19日記者会見したブルドーさんは、拠点だった首都キーウ(キエフ)の研究所が爆風で窓が割れるなどして立ち入り制限された現状を説明した。
放射線生物学が専門で、母国ではチェルノブイリ原発事故の被災地に生息するネズミ類への放射線影響を研究。福島大では放射線の影響を受けた異常な染色体の識別技術を学ぶ。