米国ニンテンドーでのセクハラを告白
元契約社員の女性「悪夢のよう」
任天堂の米国法人ニンテンドー・オブ・アメリカで契約社員として働いていた女性が、業務中にセクシャルハラスメントを受けていたと告白した。ゲーム系メディアKotakuによるレポートをニューヨークポスト(17日付)が伝えている。
レポートによれば、ハンナ(偽名)という元ゲームテスターの女性は、約10年間勤務した同社を2020年に辞めた。同僚数人と作成したグループチャットで交流していたところ、ある男性社員が「ポケモンと性交渉をする」などと不適切な投稿を繰り広げたという。
ハンナは「ニンテンドーは、ほとんど悪夢のようだった。ニンテンドーが大好きで、ニンテンドーと共に育ったので悲しい。ニンテンドーで仕事を始めた時は、とても興奮したのに」と振り返る。契約していた人材派遣会社のAerotekに報告すると「口外するな」と言われた上、セクハラ投稿を報告したことについて、同僚から非難されたという。
不適切な投稿をした男性は正社員で、処分はセクハラ研修を課せられるだけにとどまった。レポートは「契約社員は、正社員に対し異議を唱えるための適切な手段を持っていない」と指摘。男性社員は、他にもセクハラとみなされる言動を繰り返していたという。ニンテンドーは、Kotakuのコメント要請に応じていない。
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