ロシア、EUのビザ停止案を批判

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共同通信
ロシアのショイグ国防相(タス=共同)

 ロシアのショイグ国防相は20日、ウクライナ侵攻を理由にロシア人への観光ビザ発給を停止するべきだとの意見が欧州連合(EU)加盟国で出ているとして、「ナチスのような政策」だと批判した。タス通信が伝えた。

 ショイグ氏はモスクワ郊外で開かれた「反ファシズム国際会議」で、「欧州諸国の高官たちが、全てのロシア人のEU入域を禁止しようという『ロシア嫌悪』運動に積極的に取り組んでいる」と述べ、ユダヤ人を差別して弾圧した第2次大戦当時のナチス・ドイツになぞらえて非難した。

 また、ウクライナではロシア語やロシア文化などを禁止する「ネオナチ」の政策が進んでいたと主張した。