広島市長「確実に復興進む」

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共同通信
土砂災害から8年となり、広島市安佐南区の公園にある記念碑の前で手を合わせる人たち=20日夕

 2014年の広島土砂災害から8年となった20日、広島市内各地の復旧工事現場を訪れた松井一実市長は「確実に復興が進んでいる。地域の人々が支え合えるまちづくりにこれからも取り組んでいく」と話した。

 安佐南区八木3丁目では41人の犠牲者が出た。地区の公園では23年9月の開館に向けて「広島市豪雨災害伝承館」が建設中。災害時には避難所などに活用する。建設現場を視察した松井市長は「地域が持っている災害の情報を、次の世代にも伝えるための施設にしたい」と述べた。

 11人が亡くなった安佐南区緑井7丁目では、住民らが公園でろうそくを「8.20」の形に並べ、犠牲者をしのんだ。